グローバルなアプリは誰が買う?

興味だけで英語版のアプリをAppleApp Storeにリリースしてみました。日本のお固い企業で世界に打って出るなんていうと失笑されるのがオチですが、個人のお小遣いで世界中のアップストアに商品を並べられるというのは不思議なものです。グローバルとかリーンとかを勤め先で説いている時間があったらコード書いた方が有益(笑
っで、市場の反応。英語がネイティブな北米がダウンロードの首位だろうと思っていたところ、ぜんぜん違う結果に推移しています。地域別のダウンロード数はこんな感じです。

アジアとヨーロッパが競っています。出だしはヨーロッパがダントツでしたが1週間経ってアジアが追いつき、抜きました。この中の英語圏でUK以外というと第2母国語みたいなフィリピン、マレーシアといったところしか思い当たりません。あとは母国語ではないけど英語版アプリを使っているってことです。
私がトップになると思ったカナダとUSAはそれらの半分。そして合衆国やカナダが顧客でITが伸びているゾと日本で吹聴されているブラジルなどの中南米は、インドなどの中央アジア+アフリカ以下。ブラジルのITが熱いというのはガセ?と思えてきました。インドにしてもブラジルにしてもアジアほど積極的に英語アプリを使う国民性ではないという感じでしょうか。まぁ、どんなアプリっていうのも関係ありそうですが…。

ついでですが、デバイス別の推移。iPhoneiPadの両用なので半々なのはわかるのですが、意外とデスクトップ経由が多いのと、iPod touchの少なさ。節約のためにモバイルWi-FiルーターとiPod touchって人がたまにいましたが、グローバルだと超少数派みたいです。こんな調子だとiPod touchの生産中止の噂は本当かもしれませんね。
当分、ダウンロードのグラフで楽しめそうです。でもインドやブラジルの人がグっとくるアプリも書きたい!