Jonathan Rasmussonがインセプションデッキを変更してくれた!

アジャイル開発本の「アジャイルサムライ」の著者ジョナサン・ラスマセンが公開しているThe Agile Inception Deck(インセプションデッキ)というプロジェクト立ち上げのためのドキュメントの説明を読みました。
わたしんとこでは会議すると、このなかの「エレベーターピッチ」とか「やらないことリスト」とかを口にする人が多くなってきています。
インセプションデッキというのは、PMBOKでいうところのプロジェクト憲章(プロジェクトチャーター)にあたるものです。いろいろな人が「PMBOKのプロジェクト憲章ほどガッツリ書かない」とインセプションデッキを説明しているが、そもそもPMBOKは知識エリアであり、構成は例示なのでそのような説明は適切ではないと思います。実際、ワード数枚の簡潔なプロジェクト憲章もあったりします。私は、インセプションデッキの構造を眺めたけど、PMBOKの知識エリアを網羅したプロジェクト憲章の形式のひとつだと思いました。
 
で、彼のインセプションデッキの中に、私の感覚的にどうしても気持ち悪いのがありました。
彼のブログ(上のリンク先)にあるトレードオフ・スライダーというやつ。スコープやQCD(品質、コスト、デリバリ時期)などの優先度を視覚的に示したものです。

これのどこが気持ち悪いかというと、ONが左でOFFが右にあるところ。
スマホのスイッチって逆ですよね。音楽製作ソフトのスライダーなんかも、みーんな逆なんですよ。だから理屈ではなく感覚的に気持ち悪い。
で、私がインセプションデッキやトレードオフ・スライダーを使う時に勝手に逆にすればいいじゃんって話ですが、それではアジャイルな人にきっと突っ込まれる。それか心の中で逆だよって呟かれる。そう想像するだけで、夜も眠れなくなるほど怖いのです。
っで、彼が結構ツイッターをやっているのでダメモトで頼んでみたんです。気持ちだけは伝えたくて、ONとOFFが逆のほうが人的に好まれるので逆にしてって。そしたら翌朝には返事がきてた。

ブログは日記なので、そのままですがテンプレートを変更してくれた。このとおり!

ジョナサンが変更してくれて、これで夜は眠れそうです。