一足先に、iPhone4でiOS7出荷版を使ってみたゾ!

20日に発売されるiPhone5s、iPhone5cから標準搭載となるiOS7。デベロッパー向けに公開されている出荷版(GM Seed)のiOS7を人柱としてiPhone4にぶち込んでみました。
GM Seed版はbeta版ではなく正式バージョンで、20日に出荷されるiPhone5s/5cと同じバージョンと推定されます。
入れた動機は、フラットデザインというボタンなど擬似的な立体表示がない、平たいデザインこそが新しい!使いやすい!スタイリッシュ!これぞUX(ユーザーエクスピリエンス)と言われている昨今。本当でしょうか?報道されているよりディープに違いが知りたい!と思ったからです。

これはsafari。フラットと言っているわりにこんな所はアップル伝統のカード型の立体表示。立体にするところはするみたいです。ちなみに下の素っ気ない+をタッチするとおすすめページが表示されます。Doneもボタンではなくなった。こういうところがフラット。

iOS7のフラットって、シニアな私には全体的に眩しいと思うのですが、配色は丸ごと色反転以外選択できません。で、ロックスクリーンで壁紙が白っぽいと、重宝していた日時がわからーん!jQuery Mobileのテーマ・ロールみたいに自由に着せ替えできないと眩しい!フラットで眩しいので、最初は画面下のスライドも気づきませんでした。

メモ帳なんて、今までのカスタードクリームっぽい背景もキーボードも薄グレーで眩しいです。なんか目が疲れるのー。。。

フラットなくせに、変なところはフラットなまま立体なのです。
特徴的なのがこのデイトタイムピッカー。前の立体のほうがぜんぜんわかりやすいし、ユーザー体験もあったと思うのですが。

もう眩しい画面だらけになるのかと思ったら、Chromeを起動するとブラッキーiOS6風のキーボードが出現!これはどういうことでしょう?キーボードを独自実装したのかな。
iOS7でも、実は前のデザインで表示できるクラシックモードみたいのアプリ単位で選択できるのかな。
それなら全部クラシックにしたい!眩しい。

指紋認証の搭載でクローズアップされていないパスコード入力は、こんなふうな壁紙が薄ぼんやりしたところに丸いボタンです。ホームボタンのデザインに合わせ込んだ感じです。

すべてマルチタスクになったということで、ホームボタンを2回押すとiOS6までは動いているアプリのアイコンのリストが画面下部に表示されましたが、iOS7ではこの画像のように動いているアプリのサムネイルが表示されます。でも長押ししても止められない!(汗

っで調べてみると、止めたいアプリのサムネイルを上にフリックするのでした。ブルブルしているアイコンの×をバンバン押して止めるという軽快さはないです。

一番まいったのが動かないアプリが未だにあること。KindleiOSをアップグレード前にKindleアプリをアップグレードするようにと書いてありました。今月に入ってアプリの更新がやたら頻繁なので予期していたのですが、意外とiOS7内部はいままでと違うみたいで、iPhone5s/5cの発売まで一週間を切ってもこんな調子です。
あと、フラットなクセにアプリが開いたり、アプリからホームに戻る時にエフェクトがあり、iPhone4だとちょっとガクガクっていう印象です。
とにかく眩しいし、iPadとか古い機器でメリットが今のところないので、アプリがiOS7でないと動かないものがでてこないかぎり、このまま他のデバイスiOS6でいこうと思います。結論として個人的にはフラットデザインは、直感的という点ではiOS6より劣る。文字だけでは押せるのか押せないのか、押すと画面が右に行くのか上に行くのかわからないぃ。。
 
どこかVBとかのGUIアプリからhtmlのハイパーリンクに流行が移った頃を思い出します。今ブラウザではjQuery Mobileなどによって、かつてのモダンGUIを表示できるようになってきたのに逆行。Windows8のメトロがぜんぜんグッとこなかったのに似ているなー。
 
20日になってみんな触り始めたら、さらに株価が下がる予感。。。。
そして何よりも恐れているのがMac OS Xがこのデザインになるのではということ。勘弁してほしい。
 
アップグレードはiTunes11.1からのみで、現在App Storeでは11.0なので20日までにリリースされると思います。アップグレード前に書いてあるとおりバックアップしたはずなのですが、動画だけ全焼しました(泣
 
※表示が英語ですが、これは私がデフォルトランゲージをEnglishにしているからです。