Windows7より恐ろしいOfficeの移行

昨年ぐらいからWindows7へ移行する企業や、移行のお手伝いをする企業がでてきて記事になったりしていますが、実際に恐ろしいのはOfficeだと思います。
 
リボンを嫌って2003を使っている経理とかユーザー部門や企業って結構あるのですが、Office2003のサポートはWindowsXPと同じく2014年です。
 
さらにOfficeは2010や2007に乗り換えたけど、docやxlsを使っているケースも危ないです。
Office2007、Office2010の標準ファイル形式はdocx、xlsx、pptxで、下位互換のために一応doc、xls、pptを表示、編集ができるのですが、完全に互換性が保たれているかといえばそういう感じではないです。
たとえば
・docを編集していたらWord2010が落ちた
・PowerPoint2010でpptを作ったら、2003で開くと色がぜんぜん違っていた
・xlsをExcel2010で保存しようとすると、保存のたびに「xlsがサポートしてないとこ欠落するかもよ」と脅される
といったことに遭遇しています。
さらにこの先、Office2013とか出てきた時にdocやxlsのセキュリティホールが見つかっても対応してくれるのかも危ないです。
 
というわけで今後も知財となる文書を連日、docからdocxへ、xlsをxlsxへ変換する日々を送っています(汗
 
※マクロにいたっては、32bit版のマクロが64ビットOfficeで正しく動かないということも起きています。
 
とりあえず要求仕様書、アーキテクチャ設計書など継続的にメンテする文書は、doc、xls、pptで作るのはやめたほうがいいでしょう。
 
あ〜、doc開いてはdocxへ保存なんて、地味な作業でいやだよ〜。。。