クリスマスツリーでコンピューティングはいかが?

都内のいたるところでクリスマスツリーがビカビカしている。
ここまでどこかしこでビカビカしていると、目にする人にもあまり物珍しくないのでは。やるほうも省エネとかエコとかCO2とかあまり関係ないらしい。とりあえず「ウチは、ランプより省エネで地球にやさしいLEDにしました」ぐらいか。
 
こういうLEDのビカビカで想い出すのは、コンピュータがビカビカしているの。SF、たとえば東京MXで絶賛再放送中(笑)の「ウルトラマン」では、巨大なコンピュータがビカビカして何やらを計算しているシーンに心奪われた。大学生になって、計算機室で実際にメインフレームがビカビカしているのを目にした時、「あっ、これこれ。かっこいい〜!オレもウルトラの世界に近くなった」なんて本気で思ったものだ。ホビー・ユースの小さいZ-80とかのマイコンもディスプレイなんて無い頃は、LEDの点灯を頼りにプログラミングや実行をしていたっけ。このビカビカ、無駄にビカビカしているわけではない。レジスタとかを1ビット1LEDで点滅して、ちゃんと動いていることがわかる。
 
こんなことを回顧していたら、このクリスマスツリーをコンピュータにしてはどうだろうなんて突拍子もないことを思いついた。たとえば64個のLEDの線を1本で64ビットの低速CPUを作る。計算が昔のCPU並みに遅くないと点滅しないから(^^ゞ
そして、グリッドコンピューティングとか仮想化がまじめに使われ始めた今日この頃の技術で、それらをつなぎ合わせ、何か社会のためになる計算をさせるって感じ。見て楽しい、電気も社会のために使われるでいい。植え込みあたりのずーっとつきっぱなしのLEDは、メインメモリにして、プログラムを格納するとしよう。計算結果も植え込みかな。計算が進むと、だーーーっとLEDが変わっていく。昔、パソコンでダンプしてプログラム解析とかしていた元ハッカーな方ならプログラムやデータのビットの羅列が何とも言えない芸術的紋様をもっていることもわかるだろう。。メモリ128Kで1048576個のLED!都内のツリーとかを合わせればそのぐらいいっちゃうんじゃないかな。表参道でどわーーーーっとビガビガーーーなんて。。。「ツリー・コンピュータ」とでも名付けましょう。
来年はどこかでチャレンジしてくれないかな。
 
P.S
にしても、今考えると「Javaリング」はこーゆー発想で、実際にグリッドコンピューティングを10年も前にデモったんですよねー。計算できる指輪をひとり1つもっていて、指輪が力を合わせて計算する。すごかったなー。今も大切に持っていますよ。Javaリング。いつか再び計算する日のために(^^ゞ