Windows Azure VMRoleをもっと使ってみた

前回から引き続きベータプログラム公開中のアズーの仮想マシンVMRoleの話です。前回はVMRoleが使えるまでのことを、いろいろグダグダ書きましたが一度デプロイまでたどり着けば、それ以降はアップロードとか再デプロイに時間がかかるものの、割と簡単な手順だと思いました。
 
今回は、まずOSが英語版だとやりたいことができないので、Windows Server 2008 R2 Standard 日本語版に入れ替えました。最初は英語版を置いたまま、日本語版を使えるようにしようと思ったのですが、デプロイの単位でDNS名が割り当てられるので、別のデプロイにしないと「ポートがバッティングするから変えろ」と言われました。8080に変えてアップしたのですが、ファイアウォールに8080の許可やり忘れたので英語版は消して、再アップしました。
VMRoleにアップロードするためのVHDって、sysprepというWindowsの初期化(汎化?)とかしているので、こーゆー再設定は面倒なんですよね。気持ちに余裕があるなら、オリジナルのVHD、それをコピーしてsysprepで初期化したVHDと2つをローカルに]持っておいたほう楽かも知れません。

写真はWindows Azureの管理コンソールです。このURLがマイクロソフトとかMSDNのサイトにあまり書いて無くてすぐ忘れるんですが、https://windows.azure.comです。 
無事に日本語版がアップできて起動しましたが、アップ前といくつか違いがあります。まずコンパネの「地域と言語」を選び、タイムゾーン、キーボードなどもろもろの再設定。日本語版ですがすべて英語とか米国になっています。これはsysprepのせいかな。とくに「管理」タブの「システムロケール以外の変更」も忘れずに。これを変えないとコマンドプロンプトが英語です。
 
これでWindows Server 2008 R2日本語版を手に入れたのですが、そこで気がつきました。前回、VMRoleの開発にはHyper-VVHDをつくらにゃいかんので個人でこれを用意するのはつらいと書いたけど、今できたこのVMRoleでさらにHyper-Vを立ち上げそこで作って、AzureからAzureにアップロードするという技です!早速やってみようと思い、Azure SDKを入れるために、まずVisual Studio 2010をMSDNからダウンロードしてインストールしました。
ここで問題発生!!!インストールの途中で仮想マシンが固まってリブートしてしまうんです!しかも、このリブート後はさんざん設定したのもパーのまっさらな状態に逆戻りです。ISOイメージからのインストールとWebインストーラと両方試しましたがダメでした(泣)
クラウドに開発環境を用意するって普通だと思うんですが、VMRoleはだめみたい。何かがHyper-Vの仮想環境と違い、Visual StudioのようなたいしてOSに悪さをしなさそうなプログラムでも動かなくなるみたいです。
 
この調子だと、この先恐くてあまりプログラムのインストールはトライできないな〜。。。。とりあえずBOTを移行しテスト稼働させてます。調子がよければ地震プロキシも移行します。
 
アズーの仮想マシンMSNで検索すると中国語のサイトが多いので気がついたのですが、MSNが認識している国が香港になっていました。AzureのEast Asia地区を選択すると、データセンター、少なくともIPアドレスは香港のようです。