JSTQB Advanceのシラバス公開とBS-7925-2

ついにJSTQBでAdvanceのシラバスの日本語訳が公開されているんですね。
早速ダウンロードし、パラパラと読んでいます。
 
シラバスのダウンロードはJSTQBのココ
 
めくっていくと、気になる参考文献が目にとまります。

  • BS-7925-2
  • www.testingstandards.co.uk

の2つです。ググってみると、BS-7925-2とはBCS(British Computer Society)が策定した「Standard for Software Component Testing」という規格でした。この規格の良いところは60ページ強あるのですが、その大半を例に割いているところです。境界値分析、状態遷移、ブランチカバレッジなどでのテストケースが示されています。
条件カバレッジの例がないので、この規格の姉妹であるBS-7925-1(用語集)を見ると、「Branch Condition Coverageを見よ」ということで同義としているようです。Branch Condition Coverageの例では、全部TRUE、全部FALSEの2ケースを例にあげていました。あれれ?じゃあREXさん派?の条件カバレッジはというとBranch Condition Combination Coverageとして示されていました。たぶんREXさん派にBCCCというカバレッジ自体無いと思います。あとMCDCの例も先日yumotsuyoさんに教えていただいた内容とたぶん同じと思われます。REXさんって米国人ですよね。米国と英国、英国では2FをFirst Floorと呼ぶみたく、微妙なコトバやカルチャーの違いでしょうか。結局の所、ISTQBがこのぐらいの例を示してくれないと、何が何だか。。。です。
っで、話を戻すと、www.testingstandards.co.ukというのは、BS-7925の策定委員会?( BCS SIGiST)がスポンサーになっているサイトで、「BS-7925-2は安くないからドラフト版はここでダウンロードしなよ」っていう親切なサイトでした。
ちょーオススメです!
 
BS-7925-2のドラフト版ダウンロード(www.testingstandards.co.uk)