「ソフトウェアテストの基礎―ISTQBシラバス準拠」勝手に正誤表

8/30のJSTQBテスト技術者Foundation試験にむけて勉強中の方もいらっしゃるかと思います。
先にお伝えしたエリック・ファン・フェーネンダール、レックス・ブラックなど本家ISTQBのメンバーが書いたテストの教科書「ソフトウェアテストの基礎―ISTQBシラバス準拠」を手に入れたので、さっそく練習問題と練習問題をすべて解いてみました。そこで見つけた変な所を中心に勝手に正誤表を作ってみました。
 
P.3、P.28
原則6の「例えば、高信頼性が必要な24時間稼働するシステムのテストは、eコマースのテストとは異なる。」とありますが、みなさんの知っているeコマースサイトも大抵は24時間稼働なのでピンとこないですよね。これはシラバス日本語版からの誤りで、原文と異なります。"高信頼性が必要な24時間稼働するシステム"の部分はsafety-critical softwareで、"高安全性のソフトウェア"と読み替えると良いと思います。
  
P.176 問5
「構造ベースのテスト技法の主な特徴はは何ですか?」
"は"がひとつ余計です。あと選択肢b
「それらは共にカバレッジを測定するためと〜」
とありますが、この文では何が"それら"なのかわかりません。訳の問題でしょうか。
 
P.244 問10
シラバス日本語版に従うなら"プロジェクト管理者"ではなく"プロジェクトマネージャ"です。
 
P.244 問11
「本件は、このリリースでの次期対応であると思われます。」
この文なんのことやらわかりません。次期リリースではなく、このリリース内で次に対応するという意味でしょうか。。。訳の問題でしょうか。
 
P.245 問16
選択肢a「〜、プロジェクトのリスクに関して必要とされる軽減のリスク対応を決定する」
なんだか訳文難しいです。
「プロジェクトリスクを軽減するのに必要とされるリスク対応を決定する」
ぐらいが自然だと思います。
 
P.246 問18
「〜有効な入力を入力するように〜」
"入力"がだぶってます。
 
P.246 問20
問20という見出しがボールドになっていません。
 
P.247 演習
シラバス日本語版に従うなら"テスト段階"は"テストレベル"です。
 
P.247、248 演習の回答案
シラバス日本語版に従うなら"テスト段階"は"テストレベル"です。
半角と全角の文字間隔が狭すぎてめちゃくちゃなところあります。
 
P.300 問題7
シラバス日本語版に従うなら"〜試験"は"〜テスト"ではないでしょうか。
 
P.302 問題15
分岐の2、6、8のYとNがすべて逆です。練習問題のよく似たのがあるので、そこからコピペしたときのバグでしょうか。
 
以上ご参考になれば幸いです。
ソフトウェアテストの基礎―ISTQBシラバス準拠