ITIL v3で認定試験はどうなるのか?

itSMF Japanのニュースレターに「APMGがITIL v3についての資格認定の新スキームを発表」というのがあり、現在のITIL v2の認定試験との違いが記載されています。
大きな違いはcredit(履修単位)制度の導入です。

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ファウンデーション(2単位)、2種類の中間レベル、アドバンス(5単位)の4種類の資格からなる。

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残念ながら、現在のITIL v2のファウンデーション資格はそのまま移行されず再受験が必要となります。

中間レベルは、v3の5つのブロックに対応したlifecycle streamというカテゴリと、capability streamというカテゴリがあるそうです。
capability streamのほうは、

  • service portfolio & ralationship management
  • service design & optimisation
  • service monitoring & control
  • service operation & support

というブロックになっています。
それぞれ22単位以上で資格が与えられるとのことで、このシステムの導入により合格・不合格だけでなく科目合格があるのではと思います。日本でも電話や通信系の免許では科目合格があり、私も受験経験がありますが、単に合格ありきな風潮になってしまっている自動車免許や情報処理試験と異なり、継続的なスキルアップの気持ちが持てとても良いことだと思います。

これまた残念ながら日本語の開催については未定だそうです。