性能とQCDについて思ったこと

昨日のF1スペインGPはおもしろかった。接触事故やその破片を踏んでパンクとかも多かったけど、ここ数年のレースよりも車がよく壊れたから。20年ぐらい前のF1はこのぐらいか、もっと壊れた。品質よりも性能を優先していたから。それに給油が禁止だったのでレース前半と後半の性能差が大きかった。それが、チャンピョンシップが全レースのポイントが合計(以前は良い成績のレースから8割ぐらいの合計)で決められるようになり捨てられるレースがなくなったこと、弱小チームを保護するためにコスト削減を理由に性能に制限をかけたことにより、今の“壊れないレース”の姿になった。コスト削減なんてもくろみはどこえやらで、QCD(Quality/Cost/Delivery)のうちコストではなく品質にベクトルがむいちゃったってこと。もともとDeliveryである期日はレーススケジュールで決まっているし、投資する金額自体に規制をかけれないので、当然といえば当然のことかも。でも観るほうにとっては、壊れるレースのほうがおもしろいんですけどね。。。