JSTQBシラバス&用語集 Ver.1.0リリースと出題予想

  • ISTQB テスト技術者資格制度 Foundation Level シラバスVer.2005の翻訳版(Ver.1.0.0)
  • ISTQB テスト技術者資格制度 用語集の翻訳版(Ver.1.0)

JSTQBで公開されていた。
levelが“〜のレベル”たとえばTest levelが“テストのレベル”、typeが“〜の種類”たとえばTest typeが“テストの種類”、review typeが“レビューの種類”となっているが、実際にコミュニケーションするには「テストのレベルは、単体テスト、統合テスト、システムテストの3つです。」「このプロジェクトで実施するレビューの種類は、〜。。。」とか“の”が話しにくい。テストレベル、テストタイプ、レビュータイプのほうが話しやすいな。問題集を作っているときも、文書校正ツールで“の”が連続しているのがいつも引っ掛かってしまった。
 
ISTQBの出題基準からJSTQBを予想すると、ISTQBのシラバスにはK1、K2、K3の印が書いてある。それぞれの意味をおおざっぱに書くと

  • K1 覚えている
  • K2 理解/説明/比較/分類できる
  • K3 実践できる

 
K1は用語名を覚えていること、K2では用語の意味を理解し、関連する用語を知っていることで、ISTQBの基準ではFoundationの出題比率を次のように定めている。

  • K1 50%
  • K2 30%
  • K3 20%

となっている。つまりK1とK2、用語を網羅的に理解することで、合格ラインの60%に楽々到達できる。Foundationは、個々のテストアプローチの深い知識より、テストを実践される現場で誤解無くコミュニケーションできることに、認定水準を置いているように思える。またISTQBの基準では、シラバスの各章の出題比率を次のように定めている。

  • 1章 テストの基礎 18%
  • 2章 ソフトウェアライフサイクルを通じてのテスト 16%
  • 3章 静的技法 7%
  • 4章 テスト設計技法 29%
  • 5章 テストのマネジメント 21%
  • 6章 テスト支援ツール 9%

3章、6章は出題比率が低いのが、6章はシラバスのとおりに網羅して覚えているしかないので、勉強するのは意外に時間かかる。